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“世界初”ドローンの定期航路誕生 離島に光 手数料は500円 1日最大3往復【香川】

2021.08.17

“世界初”ドローンの定期航路誕生 離島に光 手数料は500円 1日最大3往復【香川】

小型無人機ドローンで離島に生活物資などの商品を届ける事業を、高松市の企業が始めることになりました。

世界で初めての事業で、物流に課題がある離島の生活を大きく変えそうです。

6つのプロペラを持ち、時速40キロで飛行できるドローン。これが、離島に商品を届けます。

(前川裕喜記者)
「ドローンの下の箱には1キロまでの商品を載せられる。商品の代金と手数料500円で運んでもらえる」

事業を始めるのは、社員5人の高松市のベンチャー企業「かもめや」です。

最初の事業として三豊市詫間町の須田港から約4キロ沖の粟島までの輸送に挑戦します。

島民から注文を受け8分ほどで届ける計画で、雨や風の強い日を除き1日最大3往復させます。

ドローンの技術が向上し、課題のあった離島の物流に生かせるようになったことから、事業展開を模索していたもので、世界で初めての取り組みだということです。

(かもめや 小野正人社長)
「(他にも)瀬戸内海エリアでこういう取り組みをしたいという相談をもらっていて、瀬戸内海の島々に仕組みを届けた上で、日本全国に展開したい。」

「かもめや」では、2021年度中の黒字化を目指して輸送ニーズの掘り起こしを進めたいとしています。