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「異常事態」保健所の所長が相次ぎ退職 後任決まらず兼務…コロナ禍で体制強化を要望【岡山】

2021.04.30

「異常事態」保健所の所長が相次ぎ退職 後任決まらず兼務…コロナ禍で体制強化を要望【岡山】

現在、岡山県では、5カ所の保健所を2人の所長が兼務する異常事態が続いています。

県内15の市でつくる市長会は、30日、体制の改善を求める要望書を県に提出しました。

岡山県市長会の会長を務める倉敷市の伊東香織市長が、菊池善信副知事に要望書を手渡しました。

3月末、県が管轄する5カ所の保健所のうち、3カ所の保健所で所長が退職しましたが、いずれも後任が決まらず、現在は、2人で兼務する異常事態が続いています。

要望では、保健所の業務は、新型コロナウイルスの感染者の接触歴の調査や、健康観察など、多岐に渡っていて、県民が安心できる体制が必要であるとして、一刻も早く後任を決めるよう求めています。

(岡山県市長会 伊東香織会長)
「今コロナ禍で、保健所の役割が求められている。1日でも早く兼務の体制を解消してほしい」

保健所長には、医師の資格が必要で、県は4月、後任候補を1人採用し、研修を行っていますが、できるだけ早く兼務状態が解消されるよう引き続き採用活動を行うことにしています。