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災害時 介護が必要な人はどう避難すれば…演劇で訴える動画完成【岡山】

2021.02.12

災害時 介護が必要な人はどう避難すれば…演劇で訴える動画完成【岡山】

災害が起きた時、介護が必要な人のために地域で避難計画を立ててもらおうと呼びかける動画が完成しました。出演したのは、老いや介護をテーマに演劇をする劇団「OiBokkeShi」。94歳の看板俳優が熱演です。
(完成した動画)「23秒くらい」
94歳の独り暮らしの男性の家に、離れて住む家族や地域の人たちが集まりました。介護が必要なこの男性に災害時、どうやって避難してもらうか話し合う様子です。

2018年の西日本豪雨では、倉敷市真備町で、川の堤防が決壊し、町の3割が浸水しました。命を落とした人の多くが高齢者や介護が必要な人でした。

動画の撮影は、西日本豪雨を教訓に、地域で避難計画を立ててもらおうと、河川事務所が「劇団OiBokkeShi」に依頼して行われました。

男性を演じるのは、認知症や介護をテーマにした数々の舞台に立つ、94歳の看板俳優・岡田忠雄さんです。

(岡田忠雄さん)
「とにかく真剣に命がけで」
(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所 桝谷有吾所長)
「災害はあってはならないが、万が一あった時に、地域みんなで助け合いながら避難が出来ればいいなと、そういう役割を担いたい」

この動画は、2月5日から動画投稿サイト「YouTube」で公開されています。