すでに多くの神社・仏閣で始まっている初詣の分散参拝です。善通寺市の総本山善通寺では初詣客に授与される縁起物の熊手などが一足早く１２月２４日から並んでいます。

金運や幸運を「かき集める」意味を持つ熊手に、不幸や災いを「射ぬく」破魔矢。総本山善通寺では金堂や御影堂など境内の３ヵ所で正月の飾りつけなどに使われる縁起物の授与が２４日から始まりました。

縁起物の取り扱いは例年なら初詣客が多く訪れる大みそかの夜からですがこの年末年始は新型コロナの感染防止対策として「分散参拝」を呼びかけていることから授与の開始日も１週間、前倒ししました。

（縁起物を手に入れた人は…）　　　　　　　　　
「やっぱりコロナが怖いですから。ちょっと早いかなと思ったけど来た。正月はもう来ない予定」

（総本山善通寺　中嶋孝謙さん）　　　　　　　　
「もちろん、大みそかから三が日にかけてお参りしてほしいが、ご利益は変わらないのでぜひ分散参拝もしてほしい」

総本山善通寺では例年、節分までとしていた授与の終了日についても、２０２１年２月末まで延長するということです。