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2020.11.05

11月5日は「津波防災の日」…大規模な防災訓練を行い避難所開設の手順確認【岡山】

11月5日は東日本大震災を教訓に制定された「津波防災の日」です。岡山県は市町村などと大規模な防災訓練を行い、新型コロナウイルスの感染予防対策を取った避難所開設の手順などを確認しました。

訓練は南海トラフを震源とするマグニチュード9クラスの地震が発生した想定で行われ、県庁では職員が机の下に隠れて身を守っていました。

(農政企画課の職員)
「いざという時に備えたい」

(新田俊介記者)
「今回の訓練は新型コロナ対策など今年(2020年)ならではの内容も盛り込まれました。それが実際に行われたのが和気町です」

地震で大きな被害が発生した2日後の想定で、和気町の和気体育館に設置された避難所です。

訓練のテーマは新型コロナ対策。入口では検温を行うほか、職員もフェイスガードを装着しました。また、館内には避難者同士の接触の回避とプライバシーの確保を両立させる避難所用のテントを2メートル間隔で設置しました。

(大杉侑也記者)
「今回の訓練ではメインアリーナの避難所のほかに体調不良者を受け入れる場所も設けられました」

(職員と避難者やり取り)
「ゴホゴホ」
「体調すぐれないんですか?」
「ちょっと熱があって」
「熱をはかりますね、、、あっ熱がありますね」

このスペースは発熱やけん怠感など新型コロナウイルスの疑いがある人が対象で、入口で行う問診で振り分けます。また、避難後も職員が聞き取りを行って保健所と連絡を取り合い、病院に搬送するか検討します。

県は、11日5日の経験と課題を踏まえ、2021年度は住民参加型の訓練を行う予定です。