子供たちにとって一大イベントの修学旅行も２０２０年は新型コロナの影響で中止や変更を余儀なくされています。津山市の小学校では１０月１５日、地元を観光する日帰りの代替旅行に出かけました。

手や指を消毒して貸し切りの大型バスに乗り込むのは津山市の秀実小学校の６年生、１２人です。

（秀実小学校 新田雄貴教諭）
「修学旅行、京都行けなかったけど代替えの津山発見プロジェクト頑張りましょう」

修学旅行の代わりに子供たちが訪れたのは、隣の奈義町にある化石の博物館です。奈義町は、巻貝の産出量が日本一。

京都と奈良を１泊２日で巡る修学旅行は新型コロナの影響で中止になりましたが、地元の魅力を再発見する日帰り旅行が実現しました。

２０２０年は多くの学校が修学旅行の計画変更を余儀なくされました。

県の教育委員会によりますと宿泊を伴う旅行を中止し、日帰りなどの代替案を検討している小・中学校が約８割。目的地や時期を考慮しながら宿泊を伴う旅行を予定している学校が約２割となっています。

子供たちは、１５日、新種の化石発見を目指す発掘作業に挑戦しました。

（児童たちは…）
「楽しい。最後」
「色々中止になっていたので行けないと思っていた」
「大人になっても残る思い出を作りたい」

（担任の先生は…）
「悔しい気持ちもあったと思うが今もいい顔をして楽しく活動している様子が見れて僕も安心」

１５日はこのほか、奈義現代美術館や津山市の城東地区など３カ所を回ったということです。