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昔ながらの害虫駆除方法…後楽園でマツの「こも巻き」【岡山・岡山市】

2020.10.14

昔ながらの害虫駆除方法…後楽園でマツの「こも巻き」【岡山・岡山市】

名園では早くも冬を迎える準備が進んでいます。岡山市の後楽園で10月14日、マツを害虫から守る「こも巻き」が行われました。

(岸下恵介アナウンサー)
「雲一つない青空です。すっきりとした秋晴れとなっています。後楽園では秋の風物詩がお目見えです」

マツのこも巻きは1975年から、毎年この時期に行われている後楽園の恒例行事です。薬剤を使わない昔ながらの害虫駆除の方法で、冬を越すためにマツの枝から地中に降りてくる害虫を誘い込みます。

10月14日は、造園業者13人が約240本のマツの幹に「こも」と呼ばれるわらで編んだむしろを巻きつけていきました。

(造園業者)
「庭園のやつですから、すっきり見えるように気を付けてやっています。降りてきた虫が入りやすいように、下に行かないようにというのを気を付けています」

(訪れた人)
「今年(2020年)はコロナでこういった行事もなかなか無くて、昔からやられている行事を今年(2020年)もやってもらえて本当に感激しております」

巻かれた「こも」は2021年2月にマツの幹から取り外され害虫ごと焼き払います。