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岡山放送

2023.04.25

漁獲量の減少を防げ! 稚魚や稚ガニなど年間数百万匹を生産する施設が完成【岡山・瀬戸内市】

漁業の振興へ、県が後押しする新たな施設が完成しました。岡山県内での栽培漁業を推進しようと、放流用の稚魚の生産などを行う施設が瀬戸内市に完成し、4月25日、記念式典が行われました。

式典には、伊原木知事や県内の漁業関係者など約40人が参加し、施設の完成を祝いました。
栽培漁業01
県農林水産総合センター水産研究所の敷地内に完成したのは、栽培漁業を推進する新しい施設です。
栽培漁業02
平屋建てで、延べ床面積は約1500平方メートル。これまで4棟あった施設を、新たに建設した建物に集約しました。事業費は約10億5000万円です。
栽培漁業03
(奥原怜奈記者)
「この施設では、魚やカニの卵を孵化して、稚魚や稚ガニを育てていきます」
栽培漁業04
水温や光を調節し、50キロリットルの水槽を使って、放流用の稚魚を育てていきます。
栽培漁業05
室内には、水槽の水を吸い上げ、稚魚を大きさごとに仕分ける機械が導入されたほか、稚魚を育てるのに必要なエサを作る部屋もあります。
栽培漁業06
このほか施設では、タコや海藻などの増殖技術の開発も目指します。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「種苗をきちんと生産することによって、瀬戸内海をフルに活用して 漁獲量を戻していきたい」
栽培漁業07
(岡山県農林水産総合センター 草加耕司所長)
「県民の皆さんへの旬の地魚の安定供給に貢献できれば」
栽培漁業08
新しい施設では、1年を通じて4種類の水産物を栽培していきます。まずは5月上旬、最初に着手するガザミ。親ガニから取った卵をふ化させて、6月には海に放流します。年間410万匹の生産を目指します。
栽培漁業09
そのあと始まるのがオニオコゼ。6月から7月にかけて、約5万匹の生産を目指します。
栽培漁業10
9月から10月にかけて生産されるのはアユで、約50万匹。
栽培漁業113月から4月にかけてはモクズガニ、約10万匹が生産されます。
栽培漁業12
県によりますと、これらの水産物は海の環境の変化や外来種の台頭などで漁獲量が減少傾向で、新たな施設には資源の下支えに期待がかかります。

施設では今後、子供を対象にした見学会も予定しているということです。