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2023.03.10

昭和、平成、令和を経て…“国内最大級の産廃不法投棄“ 豊島の処分地で整地完了【香川】

産業廃棄物が不法に投棄された香川県豊島の処分地で、3月10日、整地工事が完了しました。これで処理事業に関するすべての大規模工事が終了したことになります。

約8ヘクタールの処分地は、多くの水路や池が埋め戻され、平らな土地に変わりました。整地工事は、2022年10月から始まり、予定通り約5ヵ月で完了しました。

豊島では、昭和から平成にかけて不法投棄が続き、香川県が処理した産廃の総量は、約91万3000トンに上ります。汚染された地下水も、すでに排出基準をクリアしています。

これで処理事業に関わる一連の大規模工事が終わり、池田知事は、「県政の最重要課題の一つとして取り組み、大きな区切りを迎えた。心から感謝申し上げる」とコメントしています。

処分地は、2023年度以降も県が管理し、地下水のモニタリングを続けるということです。