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2022.05.30

特産品を“ライブ配信”で販売 消費者はチャットで質問も 県北グルメをPR【岡山】

岡山県北の特産品をライブ配信で販売する取り組みが、5月28日、真庭市と津山市で行われました。

参加者の一人は、75年の歴史を誇る豆腐店の4代目。販路拡大に懸ける思いを取材しました。

(白寿庵 鈴木尚さん)
「商品こちらです。白寿庵のお豆腐セット」

旧遷喬尋常小学校で行われたライブ配信で、商品をPRしているのは、真庭市久世で豆腐店を営む鈴木尚さんです。

このイベントは、NTT西日本が地域活性化を目的に開催したもので、消費者はチャットで質問をしながら商品を購入することができます。

「Q・コクが濃い?A.風味豊かでコクもある」
「Q・どんなお酒と一緒に食べるのがおススメ?A.(真庭市の地酒)御前酒さん」

実は鈴木さんは、ある現実に直面するなか、配信に参加していました。

(白寿庵 鈴木尚さん)
「コロナ禍や諸問題もあり、原材料の高騰がすごい。資材も1割上がったし、大豆油は倍の値段になった」

75年間、4代に渡り守り続けたこだわりの味。なかでも自慢は分厚い揚げ。カメラに近づけ、厚みをアピールします。

(白寿庵 鈴木尚さん)
「全国の人が市場。元々地元のスーパーにしか置いていないから、販路として広い範囲で勝負ができる」

一方、津山市では、老舗酒造メーカー、多胡本家酒造場などのお酒が牛肉とセットで販売されました。

(2022MissSAKE岡山 安藤恵さん)
「口の中にふっくら米が広がって、しっかりきれがある」

味わいを、消費者に直接言葉で伝えられるのもライブ配信の魅力です。

(スミダ商店 住田明大さん)
「対面販売しているイメージ。今までの通販と全然違う」

イベントには、真庭市と津山市あわせて6つの店が参加し、のべ約2000人のアクセスがあったということです。

参加した店舗は、今後も定期的にライブ配信に取り組みたいとしています。