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2022.02.02

観光客不在“異例の“岡山後楽園「芝焼き」 コロナ禍で休園 広がる漆黒の絨毯【岡山・岡山市】

新型コロナの感染拡大による臨時休園で来園者がいない異例の光景です。

岡山市の岡山後楽園では早春の風物詩、芝焼きが行われました。

(中塚美緒アナウンサー)
「午後1時を回ったところです。岡山後楽園では芝焼きが行われています。ぱちぱちと音を立てながら芝が焼かれていくんですが、近づいてみると、かなり熱いです。」

芝焼きは、春を前に芝に付く害虫などを駆除するとともに、新芽の出そろいを美しくするために毎年、この時期に行われる、恒例行事です。

芝生の外周に沿って、たいまつで芝をなぞると…黄金色の芝が、炎とともに漆黒の絨毯へと様変わりしていきます。

例年、多くの観光客やアマチュアカメラマンで賑わいますが、岡山後楽園は現在、新型コロナの感染拡大の影響で休園となっていて、静かな芝焼きとなりました。

(岡山後楽園事務所 石井謙次所長)
「客がいない場所でやるというのは非常につらかった。(開園は)2月21日からの予定だが その頃はウメの花もちょうど良い時期。芝生の緑もきれいなので、その時にはぜひ多くの客に見ていただきたい。」

3月下旬には新芽が顔を出し、新型コロナが収束すれば、4月には美しい芝生が来園者の目を楽しませてくれそうです。