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2022.01.18

95歳…劇団の看板俳優 “8回目の年男”を迎え 芝居への思いを語る【岡山・岡山市】

“新旬”インタビュー、2022年8回目の年男を迎えた現在、95歳の男性です。男性は、岡山の劇団の看板俳優、芝居への思いを聞きました。
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(芝居の様子)
「あーれー驚いた…」

老いや死、認知症をテーマに演劇をする岡山の劇団、「OiBokkeShi」の
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看板俳優、岡田忠雄さんです。劇団では、「おかじい」と呼ばれています。
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岡田さんは、2022年5月で96歳になる年男です。
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(岡田忠雄さん)
「(96歳になりますね) もうすぐ(寅年?)もちろんそう、ガオー」
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「(何回目?)面白く言いましょ。成人式を…4回半した(素晴らしい)」

幼いころから役者にあこがれていた岡田さんは、映画のエキストラ出演の経験もあります。しかし、本格的に舞台に立ったのは85歳を過ぎてからです。
 
(大晦日の岡田忠雄さん)
「面白い、こっちまでガーとなる。カメラマンとやってみたい。カー!」

この年末年始は1人で過ごしました。岡田さんは、約15年間、認知症を患う同い年の妻、郁子さんの介護を続けてきました。
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郁子さんは、2021年、施設に入ったまま帰って来られなくなりました。
 
(岡田忠雄さん)
「一番寂しいのは食事の時、自分はこうして自分の好きなものをね…」
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「だけど今頃は好きなものも買わない。家内・妻にやるならいいけど、自分だけ食べちゃだめ」

(岡田さん優しいですね)
「だってそれが普通。優しいというか、それは当たり前。優しいというよりもっと深い」
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2022年春には新しい舞台が控えています。妻のいる施設に通いながら、稽古に励む日々が始まります。
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(岡田忠雄さん)
「ここで問題、あすの命は分からない。いつ倒れるかもしれない」

(そこまで一生懸命芝居するのはなぜ?)
「神様というか天職、生まれながらの。」
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「おぎゃあと生まれてからの特技があるわけ」

(練習は続ける?)
「もちろん、当ったり前よ。舞台は命、魂」
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