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2021.12.17

20万人以上が犠牲…沖縄戦の悲劇伝える 大学生が創作劇披露へ【岡山・津山市】

20万人以上が犠牲になった76年前の沖縄戦を知ってもらおうと、津山市の美作大学で沖縄県出身の学生たちが創作劇の稽古に取り組んでいます。

(兵隊とひめゆり学徒隊)
「今日を持って解散を命ずる…」

本番に向け熱の入った稽古が行われています。

20万人を超える犠牲者を出した太平洋戦争末期の沖縄戦を題材にした創作劇の稽古です。

大学にある沖縄県人会の1年生と2年生49人が、劇を通して戦争の悲惨さや命の大切さを訴えます。

メンバーたちは、戦争体験者の手記や写真などを参考に、脚本から演出まで手掛けます。

16日夜は通し稽古が行われ、住民の平和な生活が一変し、空襲で逃げ惑ったり、負傷した兵士たちの手当てをする「ひめゆり学徒隊」が、ガマと呼ばれる洞窟の中で集団自決をする場面など、学生たちは本番さながらの熱演を披露していました。

(美作大学沖縄県人会 6・23実行委員会 大藪連季代表)
「沖縄戦を知らない人にも劇を通して知ってもらって、たくさんの人に見てほしい」

沖縄戦の創作劇「時を超え」は、19日午後4時から美作大学体育館で上演されます。