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観測史上最多の「記録的大雨」に「台風」シーズン…9月10月も油断は禁物!【岡山・香川】

2021.09.08

観測史上最多の「記録的大雨」に「台風」シーズン…9月10月も油断は禁物!【岡山・香川】

記録的な大雨の影響で、8月の降水量が岡山県内9つの地点で観測史上、最も多くなったことが分かりました。

そして10月にかけて続く台風シーズン。大雨と災害への備えは引き続き必要です。

根元から木が倒れ通行止めとなった道路。こちらは土砂崩れで山肌があらわになりました。
いずれも岡山県内で8月、降り続いた大雨による被害です。

(岡山地方気象台 山田貴之調査官)
「被害が出てもおかしくないような降水量だったと思います。その要因としては台風9号、あと、お盆の時期に日本付近に停滞した前線、この2つが主な要因になります」

1カ月間の降水量が8月の観測史上最多となったのはご覧の9つの観測地点です。

岡山県北部の鏡野町恩原では623.5ミリ、高梁市では410.5ミリを観測するなどそれぞれの地点で、8月の平年値と比べると、2倍から4倍近くの雨の量でした。

そして今後注意が必要なのは、「秋雨」と呼ばれる秋の長雨と台風です。

(岡山地方気象台 山田貴之調査官)
「台風がゆっくり中国地方に近づいてきたとする場合は、影響のある期間がものすごく長くなります。また秋雨前線と合わさると前線の活動が活発になるので、まだまだ降水に関しては油断のできない時期かと思います」

(2018年台風21号・香川)
(岸下恵介アナウンサー)
「こちらの倉庫の屋根が暴風によって飛ばされたということです。その屋根なんですけれども、風で飛ばされてですね、反対側まで来ているということです」

(2019年台風10号・岡山)
(岸下恵介アナウンサー)
「岡山市の京橋です。こちら木が真ん中の辺りからへし折れています」

過去30年のデータでは、台風が日本に接近する個数は9月が年間で最も多い3.3個、10月が1.7個。

台風の強大化で近年、全国的に被害が相次ぐ中、決して油断してはいけません。

(岡山地方気象台 山田貴之調査官)
「台風が近づいてきますと、大雨以外にも洪水、暴風、高潮、高波といった被害が予想されます。台風が近づいてきている中、暴風が強まってくるとなかなか避難しにくくなってくるということがありますので、風が強くなる前に避難をしていただくということも重要かと思います。常に最新の気象情報をご確認いただいて行動していただければと思います」