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「僕の死に物狂いな動きでチームが…」五輪フェンシング金 宇山賢選手 知られざる舞台裏【香川・高松市】

2021.08.20

「僕の死に物狂いな動きでチームが…」五輪フェンシング金 宇山賢選手 知られざる舞台裏【香川・高松市】

東京オリンピックで初の金メダルに輝いたフェンシング男子エペ団体の話題です。

全試合に出場し活躍した高松市出身の宇山賢選手がOHKの単独インタビューに応じ、金メダル獲得の喜びと知られざる舞台裏を語ってくれました。

(東京五輪フェンシング男子エペ団体日本代表 宇山賢選手)
「スマートフォンでメッセージや色んな記事が載るのを見て少しずつ実感しているけれど、反響がけた違いに大きくてびっくりしているところです。」

(実況)
「日本、悲願の金メダル。」

東京オリンピック・フェンシングで日本勢初の金メダルを獲得した男子エペ団体。

高松市出身の宇山賢選手は、多彩な技を武器に全試合に出場し日本の快進撃の立役者となりました。

しかし、その宇山選手、当初は控えメンバーとしての登録でした。

(宇山賢選手)
「(控えとして悔しさはあった?)悔しい思いはしましたね。応援してくれる人たちに五輪に内定した、頑張って来ますと胸を張って言えない立場が一番つらかった。」

オリンピック選手としての出番は、早くも1戦目で回ってきます。

アメリカとの初戦、日本が6点差と大量リードを奪われた、絶体絶命の場面で途中出場しました。

(宇山賢選手)
「半ば無理だろう試合になっていて、そのままずるずると負けたら、やっぱり交代選手なんだというイメージが付くと、僕も本当に死ぬ程悔しいので。」

ここで宇山選手がビッグプレーを連発します。強気な攻めで得点を重ね、一気に2点差まで追い上げます。

流れを掴んだ日本はアメリカに大逆転勝利を収めました。

(宇山賢選手)
「僕の死に物狂いな動きでチームが沸き始めたので、いつも通りの動きがちょっとずつ出始めた。」

宇山選手は、2戦目以降はレギュラーとして出場し勝利に貢献します。

そして勝ち進んで迎えたロシアオリンピック委員会との決勝戦、ここでも宇山選手が見せます。世界ランク2位の相手エースとの一戦でした。

アナリストと入念に相手の動きを研究していたという宇山選手。5連続ポイントを奪い試合の流れを引き寄せ日本の金メダル獲得に貢献しました。

(宇山賢選手)
「会心の一撃をボコンと跳び込んで撃ち込めたのがすごい気持ち良くて、全部僕のシングルポイントで取れて良かったです。」

また、身長が190センチと長身の宇山選手。実況のあの言葉が気に入ったそうです。

(解説)
「スカイツリーですね。」

(宇山賢選手)
「(スカイツリーと呼ばれていたのは?)スカイツリーと言わるんですけど、皆さんの耳に残りやすいワードが出ている時に活躍出来て良かったです。僕は普通のナナフシとか電柱とかのイメージかなと思うんですけど、細長いので。」

香川県出身者の金メダル獲得は49年ぶりの快挙です。故郷への凱旋が楽しみで仕方ないそうです。

(宇山賢選手)
「これを機にようやく胸を張って、今まで応援してくれた、支えて頂いたお礼ができると思うと行く所が多すぎて、メダルを持って実際に触って頂いたり掛けて頂いて喜びを共感したいなと。」

※香川県出身者の金メダルは1972年ミュンヘン五輪バレーボール男子横田忠義氏以来で宇山さんで3人目。(香川県教委調べ)
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