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小惑星「りゅうぐう」の砂 岡大特任教授が大量の水や有機物を確認【岡山】

2021.07.09

小惑星「りゅうぐう」の砂 岡大特任教授が大量の水や有機物を確認【岡山】

岡山大学の特任教授が、JAXAの小惑星探査機はやぶさ2が持ち帰った砂などのサンプルを分析した結果、水や有機物が確認されたことが分かりました。

これは、17日、JAXAで開かれた記者会見で発表されたものです。

探査機はやぶさ2は、小惑星「りゅうぐう」で、砂など合わせて約5.4グラムを採取し、2020年12月、地球に帰還しました。

砂や小石のサンプルは、、詳しく分析するため、8つの専門チームに分配されますが、このうち岡山大学の中村栄三特任教授が率いるチームには、6月2日に先行してサンプルが渡され、すでに分析を始めていました。

(岡山大学惑星物質研究所 中村栄三特任教授)
「大量の水と有機物が入っている。毎日がワクワクする。これから先、更に集中して頑張っていきたい」

太陽系の成り立ちや、生命の起源の解明につながる可能性があると期待が高まっていて、中村特任教授は、有機物の具体的な種類については、今後の論文で明らかにするとしています。