OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
春高バレー25大会ぶりの優勝 高校最強姉妹擁する就実高校がいよいよIH予選の舞台へ【岡山・岡山市】

2021.05.28

春高バレー25大会ぶりの優勝 高校最強姉妹擁する就実高校がいよいよIH予選の舞台へ【岡山・岡山市】

5月も下旬に入りいよいよ高校スポーツの夏の祭典、インターハイのシーズンが近づいてきました。各競技で予選が始まる中、今回紹介するのは女子バレーボールの強豪、就実高校です。2021年1月の春高バレーの優勝に続き再び頂点を目指す「高校最強姉妹」を取材して来ました。
1.png
2.png
3.png

これまで6度の日本一を誇る強豪、就実。2021年1月に行われた春高バレーでは25大会ぶりの優勝を果たし、日本中にその名を轟かせました。
7.png

中でも注目の的になったのが「高校最強ツインズ」こと双子の深澤姉妹。レフトエースの姉・めぐみ選手と威力あるスパイクが武器の妹・つぐみ選手の2人を中心に、優勝候補を次々と撃破し「めぐつぐ」の名を全国に知らしめました。
6.png

3年生となった2021年は姉・めぐみ選手がエースとして妹・つぐみ選手がキャプテンとしてチームをけん引します。
9.png
10.png

(深澤めぐみ・つぐみ選手)
「高校生活で一緒にプレーできるのは今年が最後なので2人でチームを引っ張ってもう一度日本一になれるよう頑張ります。」
11.png
12.png

当たり前の事が当たり前に出来ないと勝てない 「基本に忠実に」

インターハイ岡山県予選を1週間後に控えたこの日、就実メンバーの姿は体育館・・・ではなく、学校近くを流れる旭川の河川敷にありました。
13.png

(就実マネージャー)
「よーい、ハイ」
14.png

就実伝統の地獄の河川敷ランニングです。選手たちは約2キロの距離を8分以内に走り切らなければならず終わった直後には深澤姉妹もしばらく動けなくなるほどの厳しいトレーニングです。
15.png

(深澤めぐみ・つぐみ選手)
「全国大会では準決勝以降は5セットマッチ。試合後半でジャンプ力が落ちないよう体力をつけるのと、精神面で負けない強い心を鍛える練習です。」
17.png

(深澤つぐみ選手)
「(ランニングで)姉には負けた事が無いです。」
18.png

(深澤めぐみ選手)
「苦手です・・・。」



ランニングの後はいよいよ体育館での練習です。しかし、ここでも選手たちが主に行うのは筋力トレーニング。岡山県予選を目前にしてもコンビネーションの確認や実践練習などは行いません。そこには指揮官・西畑監督のある考えがありました。
19.png
20.png
21.png
(就実高校 西畑美希監督)
「インターハイ(本選)を見据えて個人のレベルアップを目指している。当たり前の事が当たり前に出来ないと勝てない。“基本に忠実に”頑張ります。」
22.png

就実のスローガン、「基本に忠実に」。目指すのは華やかなバレーではなく、あくまで体力トレーニングや反復練習で培われる基本に忠実なバレーです。基本を徹底して体に覚え込ませたからこそ生まれる自信が、大舞台で強敵を前にしても動じることなく戦える力となっていたのです。
23.png

渡邊大祐アナ 超貴重な体験 

この日、高校最強ツインズのスパイクがどれくらいすごいのか、少しだけ見せてもらうことに。
28.png

2人が披露してくれたのはアタックライン付近に打ち込むインナースパイク。ネットに近いわずかなスペースに鋭角に打ち込むため高いジャンプ力と高度な技術が求められるスパイクです。特別にコート上で体験させてもらいました。
27.png

まずはライトに入る妹・つぐみ選手。
スパイク打球の速さはチーム一という矢のようなスパイクが繰り出されます。
29.png

続いてレフトの姉・めぐみ選手。
30.png

(渡邊アナ)
「うわっ!速い!」
(渡邊アナ)
「コートの中で見ると迫力が違う。さすが日本一」
31.png

今度はインターハイで頂きを…

6月5日から始まるインターハイの岡山県予選。春高日本一に輝いた高校最強ツインズが再び全国の頂点を目指します。
32.png

(深澤つぐみ選手)
「2020年インターハイが中止になって悔しかったので、2021年はその思いをぶつけたい。」
33.png
(深澤めぐみ選手)
「日本一になった就実ではなく挑戦者として戦っていきたい。」
34.png