岡山大学の入学式が４月２日、２年ぶりに行われ、３３９７人が大学生活をスタートさせました。しかし、式に参加したのは新入生代表の１人だけ、コロナ禍で異例の式となりました。

空席だらけのがらんとしたホール、新入生は代表者の１人だけです。岡山市北区の岡山大学で行われた２年ぶりの入学式。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を大きく縮小しての異例の式となりました。

（岡山大学　槇野博史学長）
「２０２１年度はオンラインによる参加がメインではありますが、なんとか新入生の代表と直接顔を合わせながら入学式を執り行うことができました。」

３３９７人の代表として１人で参加した新入生は…

（新入生代表　薬学部廣井真温さん）
「２０２１年は、全ての新入生の出席はかないませんでしたが、これから仲間と共に切磋琢磨し、学んでいけることを楽しみにしています。」

式の様子はオンラインで配信されました。

（新入生代表　薬学部廣井真温さん）
「緊張がすごくてまだ緊張している。新入生全員の気持ちを背負う気持ちで挨拶した。」

会場の外には、真新しいスーツに身を包んだ新入生の姿が…

（新入生は…）
「中には入れないので写真だけでも撮ろうと来た。」
「実際来てみたら実感が湧くが、人が少ないのでさみしいなという気持ち。」

（保護者は…）
「入学式には出れていないが、２日から新しいスタートがきれるのでしっかり親としても応援したい。」

例年、式の後には熱烈なサークル勧誘が繰り広げられるのも春の風物詩でしたが、２０２１年は密を避けての勧誘活動です。それでも新入生は大学らしい光景を前に、これから始まるキャンパスライフに期待を膨らませていました。

（新入生は…）
「楽しそうな雰囲気がいっぱい味わえた。第二外国語は高校の時なかったので一生懸命勉強したい。」

岡山大学では４月９日から授業がスタートします。