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「いよいよスタート」新型コロナワクチン 医療従事者への先行接種【岡山・岡山市】

2021.02.18

「いよいよスタート」新型コロナワクチン 医療従事者への先行接種【岡山・岡山市】

医療従事者を対象とした新型コロナワクチンの先行接種が、2月18日岡山市の病院で始まりました。感染収束の切り札となるのか、大きな節目の一歩です。

(竹下美保記者)
「新型コロナウイルスのワクチンが、初めて岡山市の病院に到着しました。慎重に運び込まれていきます。」

厳重に梱包された箱が開けられると、真っ白な冷気が立ち上ります。マイナス75℃前後という超低温での管理が求められる、ファイザー社製のワクチンです。

先行接種の対象となっている岡山市の岡山労災病院には、18日午後1時前、195本、1170回分が届けられました。

(岡山労災病院 竹田克明薬剤部長)
「気を引き締めてやる。」

そしてその1時間半後の午後2時半。院長を皮きりに、医師や看護師など42人が順番に接種を受けました。岡山労災病院では職員など約600人のうち、承諾のあった約200人が接種を受ける予定で、副反応などを報告することになっています。

(接種を受けた人)
「この日をまっていた。ほっとしている。救急医療の対応も接種していれば安心してできるし、十分な診療ができる。」
「痛みなかった。私たちが打つことで国民の民さんが安心して打てるようになったらいい。」

(岡山労災病院 三好新一郎院長)
「一番最初で心配はあったが1時間以上たって問題はない。本当に打ったのかなといった感じ。」

一方、もう一ヵ所の先行接種施設となっている国立病院機構岡山医療センターにも午後2時半頃、ワクチンが届きました。この病院では19日から接種を始める予定です。

(国立病院機構岡山医療センター 大谷伸次事務部長)
「あすから接種開始予定。届いてほっとしている。データ収集や提供も順調にできるようあすからやっていきたい。」

(影リポ小林)
「午後1時過ぎです、先行接種される病院にいまワクチンが到着しました。」

香川県で唯一、先行接種が行われる善通寺市の四国こどもとおとなの医療センターです。届いたのは厳重に温度管理された195本のワクチン。20日から370人に接種が始まります。

この病院ではその後の優先接種を見据えて一度に何人の接種に対応できるかを確かめるシミュレーションも行う予定です。

(四国こどもとおとなの医療センター 横田一郎院長)
「ワクチンの安全性に関する正確な情報を届けることが大きな意義、万全の準備をして臨みたい」