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2020.11.22

香川ゆかりの甲冑や刀剣など…特別展「語る武具」【香川・高松市】

戦国時代末期から江戸時代にかけて使われた香川ゆかりの甲冑や刀剣などを集めた展覧会が、高松市の美術館で開かれています。初公開となる刀剣など、讃岐ゆかりの武具約180点が集められたこの展覧会、古美術品としての美しさだけでなく、一緒に伝わる逸話も学べるように工夫されています。この脇差は、幕末に高松城を明け渡す際、重要な役割を果たしたとされる悲劇の刀です。高松藩を救った家老の子孫が代々守り伝えてきたもので、討伐軍が迫る中、大きな混乱もなく明け渡された高松城の幕末の歩みを物語っています。戦いの際に身に着ける甲冑も細かなパーツに分けて展示し、普段は見ることが出来ない裏側にも豪華な素材が使われていことが確認できます。戦いの道具として、また、権力の象徴としての役割を果たしてきた武具の数々…その時代の気配を感じることができる特別展「語る武具」は、県立ミュージアムで12月6日まで開かれています。