2024.07.10
「もう一度、お母さんとプールに入りたい」5歳娘の夢かなった時、車いすの母に起きた奇跡【岡山・倉敷市】
10万人に数人といわれる「脊髄腫瘍」を患い突然、車いす生活を余儀なくされた母親が倉敷市にいます。5歳の娘の夢は「もう一度、お母さんとプールに入ること」母と娘…共に夢がかなった瞬間を取材しました。
(長尾優子さん)
「右足に最初まひがきた。今、上げようとしているが、腰の辺りの力を使っている」
倉敷市に住む長尾優子さん(41)。2022年に発症した病気により胸から下が麻痺していて感覚はほとんどありません。
(長尾優子さん)
「まれな病気で「脊髄海綿状血管腫」。簡単に言うと足などにできるあざが、たまたま脊髄にできてしまった」 フルマラソンを何度も完走するなど運動が得意でしたが突然、車いす生活に。 手術を行い7カ月入院した時、長女の茉南ちゃんは4歳になったばかりでした。
(長女・茉南ちゃん(5))
「その時、泣いた」 (長尾優子さん)
「時々保育園でも涙が出ますと言われたり。今となれば懐かしいけど、長かったね」
茉南ちゃんには大切にしている思い出が。
お母さんが車いす生活になる前家族でよく遊びに行っていたのがプールです。夢は、もう一度お母さんとプールに入ること。 そこでアミューズメント施設を運営するイオンファンタジーの夢を叶えるプロジェクト「ララゆめ」に応募したところ、全国2600以上の中から茉南ちゃんの夢が選ばれました。 (長女・茉南ちゃん)
「(Q・お母さんとプールでしたいことは?)一緒に滑りたい」 (長尾優子さん)
「滑り台?お母さんは重いから下でキャッチしようか」 (長女・茉南ちゃん)「どこ?プール」
(長尾優子さん)「こっち」
(長女・茉南ちゃん)「どこ?見えないよ」 家族でプールに出かけるのは2年ぶりです。 水中用の車いすに乗り換えたお母さん。 (長尾優子さん)
「お母さんも(シャワー)かけて」
シャワーが終わるとゆっくり水の中へ。 今回は障害者の泳ぎを支援するプロが大阪から駆け付けサポートします。
(サポート担当者)
「お母さんと茉南ちゃん競争!」 「1、2のハイ!」 お母さんとあっぷっぷ。茉南ちゃんがプールでやってみたかったことのひとつです。
(長尾優子さん)
「変な顔した!変な顔したでしょ」
そしてお母さんにもうれしいことが。
(サポート担当者)
「すごい!」
「茉南ちゃん、お母さん歩けるようになったって。水の中で歩けるようになった」 浮力を使うことで自分の足で少しの間歩くことができました。
目一杯遊ぶこと、約2時間。楽しい時間はあっという間です。 (長女・茉南ちゃん)
「(Q・お母さんがプールで歩いているの見てどうだった?)びっくりした。潜って、本当に誰も持たずに歩いていてびっくりした。楽しかった、まだやりたい」 (長尾優子さん)
「忘れられない日だし、これを機会に私も挑戦したいし、娘も自分のやりたいことに挑戦してほしい」 親子にとって突然の出来事から2年。 茉南ちゃんが夢をかなえた日は、お母さんにとってもまた人生の大きな1ページとなりました。
(長尾優子さん)
「右足に最初まひがきた。今、上げようとしているが、腰の辺りの力を使っている」
倉敷市に住む長尾優子さん(41)。2022年に発症した病気により胸から下が麻痺していて感覚はほとんどありません。
(長尾優子さん)
「まれな病気で「脊髄海綿状血管腫」。簡単に言うと足などにできるあざが、たまたま脊髄にできてしまった」 フルマラソンを何度も完走するなど運動が得意でしたが突然、車いす生活に。 手術を行い7カ月入院した時、長女の茉南ちゃんは4歳になったばかりでした。
(長女・茉南ちゃん(5))
「その時、泣いた」 (長尾優子さん)
「時々保育園でも涙が出ますと言われたり。今となれば懐かしいけど、長かったね」
茉南ちゃんには大切にしている思い出が。
お母さんが車いす生活になる前家族でよく遊びに行っていたのがプールです。夢は、もう一度お母さんとプールに入ること。 そこでアミューズメント施設を運営するイオンファンタジーの夢を叶えるプロジェクト「ララゆめ」に応募したところ、全国2600以上の中から茉南ちゃんの夢が選ばれました。 (長女・茉南ちゃん)
「(Q・お母さんとプールでしたいことは?)一緒に滑りたい」 (長尾優子さん)
「滑り台?お母さんは重いから下でキャッチしようか」 (長女・茉南ちゃん)「どこ?プール」
(長尾優子さん)「こっち」
(長女・茉南ちゃん)「どこ?見えないよ」 家族でプールに出かけるのは2年ぶりです。 水中用の車いすに乗り換えたお母さん。 (長尾優子さん)
「お母さんも(シャワー)かけて」
シャワーが終わるとゆっくり水の中へ。 今回は障害者の泳ぎを支援するプロが大阪から駆け付けサポートします。
(サポート担当者)
「お母さんと茉南ちゃん競争!」 「1、2のハイ!」 お母さんとあっぷっぷ。茉南ちゃんがプールでやってみたかったことのひとつです。
(長尾優子さん)
「変な顔した!変な顔したでしょ」
そしてお母さんにもうれしいことが。
(サポート担当者)
「すごい!」
「茉南ちゃん、お母さん歩けるようになったって。水の中で歩けるようになった」 浮力を使うことで自分の足で少しの間歩くことができました。
目一杯遊ぶこと、約2時間。楽しい時間はあっという間です。 (長女・茉南ちゃん)
「(Q・お母さんがプールで歩いているの見てどうだった?)びっくりした。潜って、本当に誰も持たずに歩いていてびっくりした。楽しかった、まだやりたい」 (長尾優子さん)
「忘れられない日だし、これを機会に私も挑戦したいし、娘も自分のやりたいことに挑戦してほしい」 親子にとって突然の出来事から2年。 茉南ちゃんが夢をかなえた日は、お母さんにとってもまた人生の大きな1ページとなりました。