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2024.03.08

犯人の約7割は自宅の固定電話に出る人を狙う…県遊技業防犯協力会が「防犯対策電話録音機」を贈呈【岡山】

特殊詐欺の被害が年々、増加傾向にあります。被害を未然に防ごうと、電話録音機が3月8日、岡山県遊技業防犯協力会から県の防犯協会に贈られました。

(電話メッセージ)
「この電話の通話内容は防犯のため、会話内容を自動録音します」

家庭の固定電話に簡単に取り付けることができ、着信時にメッセージが流れ自動で録音される電話録音機です。贈呈式では、県遊技業防犯協力会の千原行喜会長から県防犯協会に録音機100台の目録が手渡されました。

県内の特殊詐欺被害は、架空請求や還付金詐欺など近年増加傾向にあります。

岡山県内の特殊詐欺の認知件数をまとめたものです。2023年の1年間に182件、被害額は約6億780万円と、2022年より約2億9000万円増え、2015年以来8年ぶりに6億円を超えました。

犯人からの最初の接触は自宅の固定電話が約7割を占めていて、被害者の6割以上が65歳以上の高齢者だったということです。

(岡山県遊技業防犯協力会 千原行喜会長)
「老後のために貯めた貴重な財源を詐欺で取られて困っている人が後を絶たない。安心安全なまちづくりの一助になれば」

8日に贈られた録音機は今後、各警察署を通じて高齢者の家を中心に配られるということです。