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夏の風物詩「四角スイカ」出荷【香川・善通寺市】

2020.06.24

夏の風物詩「四角スイカ」出荷【香川・善通寺市】

ちょっと変わった夏の風物詩の話題です。善通寺市の特産品、「四角スイカ」の出荷が6月24日から始まりました。

トラックから運び出されているのはまるでサイコロのような形の「四角スイカ」。
善通寺市の筆岡地区で約50年前から栽培されているこのスイカは、本来は丸い形の縞王という品種ですが、プラスチックの箱の中で栽培することできれいな立方体となります。JAの集荷場では、6月24日の朝、生産農家がスイカを1つ1つ手に取って状態の良し悪しを検査しました。

(報告 大野樹記者)
「スイカの検査でチェックされるポイントは1.表面にキズがないか2.縞が縦にきれいに入っているか3.面が丸みを帯びていないか。より立方体に近いスイカが良いスイカとされる」

四角スイカは、生育途中で収穫されるため食用には向きませんが観賞用として首都圏などを中心に人気を集めています。2020年は、収穫時期の気温が高かった影響などで生産量は例年よりやや少ない400個ほどですが、品質は上々ということです。

(JA香川県善通寺西瓜部会 山下敏行部会長)
「コロナの影響で世間の空気も落ち込んでいる。暑い夏を迎えるので、スイカを見て皆で元気になって、コロナを吹っ飛ばしてもらいたい」

四角スイカはあすから全国各地の百貨店などで1個1万5000円ほどで販売されるということです。