ボクシングのＷＢＯフェザー級タイトルマッチが７月２５日に東京で行われ、総社市出身でロンドン五輪の銅メダリスト、清水聡選手がタイトル獲得に挑みました。

地元からも熱い声援が送られました。プロ転向後、初の世界タイトル戦。３７歳の清水はオリンピックで２大会連続金メダルを獲得したロベイシ・ラミレスに挑みました。

清水の出身地、総社市内の公民館で行われたパブリックビューイングには、地元の住民や高校の後輩など約１２０人が詰めかけました。

「清水！清水！……」

世界タイトル獲得に燃える清水は王者相手に果敢に攻撃を仕掛けます。

（パブリックビューイング）

しかし、堅いガードに阻まれ、ダメージを与えることができません。そして第５ラウンド、ダウンを奪われると。

テクニカルノックアウトで敗れた清水。しかし、３７歳の挑戦に地元の会場からは温かい拍手が送られました。

（清水選手の高校の後輩）
「自分たちも、もう少しで全国大会があるので、勇気をもらって自分たちも頑張ろうと思った」

（観戦した人は…）
「残念だったけど、このあとも頑張ってほしい」
「３７歳で前に進んでいくラストチャンスを私たちに体で見せてくれた。これからも清水選手の前向きの姿勢を見習ってもっと頑張りたい」