スマートフォン上で役所窓口のサービスを２４時間利用できるシステムを総社市が７月２０日から導入しました。その名も、「スマホ市役所」です。

（総社市・片岡聡一市長）
「総社市として市役所に来ない、スマホ市役所をきょうから立ち上げていきたい」

総社市が東京のＩＴ企業と連携し導入したものです。

（戸田奈沙記者）
「給付金を申請する場合、これまでは窓口に来て必要事項を手書きで記入していたが、これからはスマホに送られてくる通知をタップするだけで申請完了する」

市が運営するＬＩＮＥの公式アカウントにマイナンバーカードなどを１度登録すると給付金などの交付がある場合、該当する市民のスマホに通知が届きタップすれば役所に行かず手続きが完結します。

さらに分別が分からないごみの品目名を入力するとすぐに方法が示されるほか、近くの避難所の確認などもＡＩ機能を使いスマホで２４時間確認することができます。

総社市役所には様々な手続きなどで年間約３４万件の届け出があり職員の負担軽減も期待されています。

（ボットエクスプレス・中嶋一樹社長）
「市民に面倒な思いをさせずいつでもどこでもどんな人でもオンラインの仕組みが使える世界の実現が（総社市と）共鳴した」

スマホ市役所は全国１７０以上の自治体で導入されていて、岡山県内では岡山市と西粟倉村に続き３例目です。市は２０日から運用を開始し順次対応する行政サービスを追加していくとしています。