岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、ウエイトリフティング・水島工業高校３年の谷本公平選手です。

倉敷運動公園ウエイトリフティング場で６月３日に行われた岡山県高校総体・ウエイトリフティング競技の男子７３キロ級トータルで１位となり、８月に北海道士別市で行われるインターハイへの出場を決めました。

スナッチは、２回目で県高校総体記録となる１０２キロのバーベルに挑み、見事成功。クリーン＆ジャークでも１２２キロを挙げ、両方とも自己ベストを更新する結果に「インターハイにつながる試合だったので良かった」と喜びました。

■競技を始めたきっかけは「インターハイが北海道であるから」

浅口市鴨方町出身の谷本選手。競技を始めたのは高校からです。きっかけは「（３年生で迎える）インターハイの開催場所が北海道と知り、行きたいと思った」とのこと。好物の焼き肉やうなぎでスタミナをつけ、ウエイトリフティングを「楽しくやる」という気持ちで取り組み、迎えた最後の県総体。新記録に挑む直前にはチームメイトから、会場に大きな音が響きわたるくらいの強さで背中を叩かれ、「お前ならいける」と声をかけられ気合が入ったそうです。

■将来の夢は「建築家」

高校で競技生活には区切りをつけ、将来は「建築の仕事に携わりたい」という谷本選手。背中を叩いて後押しをしてくれた渡邉想生選手（３年）ら水島工業のチームメイト４人とともに出場する最後のインターハイでは「トータルに３位以内に入る」ことが目標です。