岡山県を代表する果物の話題です。「果物の女王」と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアの初出荷が、６月２日朝、倉敷市で行われました。

大粒のエメラルドグリーンの果実から甘い香りが漂います。「果物の女王」と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアは、岡山県が全国の生産量の９割以上を占めます。

県内有数の産地、倉敷市船穂町では、温室で栽培されたマスカット・オブ・アレキサンドリアの初出荷の作業が行われ、農家の人が大きく育った房を木から摘み取り、一つ一つていねいに箱詰めしていきました。

２０２３年は、成熟前の日照量も十分で順調に生育し、高品質のものができたということです。

（生産農家　浅野三門さん）
「丹精込めて１年かけて作り上げた。アレキ（マスカット・オブ・アレキサンドリア）に勝るブドウはないと確信してこのブドウを栽培している」

収穫されたマスカットは、選果場に運ばれ、品質によって等級付けがされたあと市場に向け出荷されました。出荷は９月中旬まで続き、岡山県内や東京・大阪などの市場に出されるということです。