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2023.06.01

外国人旅行者が犯罪被害に…高松北警察署が対応訓練【香川】

通訳を介して犯人の検挙を急ぎます。高松市で7月に開かれるG7都市大臣会合を前に、外国人観光客が犯罪被害に遭ったことを想定した訓練が、6月1日、高松市で行われました。

(三者通話の様子)
「西の方に逃げて行きました」
「西の方向ですね」

訓練は、観光で高松市を訪れていた中国人の女性が、犯罪の被害に遭ったとの想定で行われ、高松北警察署の警察官ら約20人が参加しました。駆けつけた警察官は、署に駐在する通訳官を介して、女性から、被害の状況や犯人の特徴などを聞き出します。

一方、犯人の検挙を急ぐ部隊は現場に臨場し、女性の証言と一致する車を発見。近くにいた男から話を聞こうとしますが…。

(犯人役)
「ごちゃごちゃうるせえなあ!」

男は刃物を取り出し、必死に抵抗。緊張感のある中、男を制圧するまでの動きなど、一連の流れを確認しました。

(高松北警察署 刑事1課 三井進課長)
「外国人の来県者も増えているし、G7の関係もあるので、香川県内で、どのような人が犯罪の被害に遭っても、確実に被疑者を検挙できるよう、この訓練を生かしていきたい」

香川県警によりますと、外国人の犯罪被害を助ける通訳官は、県内に28人いるということです。