視覚障害者に建築物の構造などを知ってもらおうと、岡山市で５月２４日、建設現場の見学会が開かれました。

（参加者は…）
「思っていたより厚みがある。もっと薄いと想像していた」

建物に使われる鉄骨を触り質感や重さを感じます。２４日に開かれた視覚障害者のための見学会は、建築の施工・販売を行う大和リース岡山支店が初めて企画したもので、全国でも珍しい取り組みです。

（大和リース岡山支店　板倉清支店長）
「健常者に向けた見学会はいっぱいある。我が社でも視覚障害者の人に対してはしたことない。同じように知っていただく機会があってもいいのでは」

（担当者）「ネジが入りました」
（参加者）「あれだけで？」

参加者は断熱材などの資材に触れたり壁紙を貼る体験などをして、建物の構造を学んでいました。

（参加者は…）
「外を歩いていて（建設現場では）何をしているのかと思っていたが、今初めて知った。こういう工程なんだと」

大和リース岡山支店は今後も見学会を継続していきたいとしています。