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2025.01.27

三豊市民の“生活の足”に…電動EVバスの実証運行開始「ドライバーのいない自動運転に驚きと感動を」香川

ドライバーの人手不足が懸念される中、地域住民の生活の足を確保する取り組みです。自動運転技術を取り入れた電動のEVバスの実証運行が1月27日から三豊市で始まりました。

実証運行に先立って行われた式では、三豊市の山下昭史市長らがテープカットして開始を祝いました。

実証運行は、NTT西日本など民間と協力して2月7日まで行われます。使用される自動運転バスの乗車定員は10人で、27日は、山下市長らが試乗。時速20キロの速度で約3キロの公道を走行し、乗り心地などを確かめました。

(三豊市 山下昭史市長)
「本当に運転していると思うくらいスムーズ。速度も思ったより遅くない。周辺の車からするとどうか分からないが、すごく快適」

今回、試されているのは、ハンドルやアクセルを自動で制御しつつも運転手が必要となる「レベル2」という技術。バスに搭載されているセンサーとコンピュータで周辺の状況を把握し、運転手が状況に応じて自動と手動を切り替えながら走りました。

(三豊市 山下昭史市長)
「(公共交通機関の継続において)一番のコストはドライバーの確保。ドライバーがいなくて自動運転できるのは大きな意味を持つと思う」

(NTT西日本香川支店 徳永久雄支店長)
「『行きたい時に行きたい所へ』ということを実現したいので、まずは近隣住民にたくさん使ってもらい、自動運転に驚きと感動を与えたい」

三豊市は今後、一定の条件の下で運転手を必要としない「レベル4」での自動運転サービスの実現を目指すとしています。