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2024.03.27

天満屋・武冨豊監督が築いた「育てるチーム作り」は次の時代へ…後任の山口衛里さんとともに会見【岡山】

女子マラソンで5人のオリンピック選手を生み出した天満屋女子陸上競技部の監督交代会見が3月27日、岡山市で開かれました。新旧監督が出席し、今の思いを語りました。

(天満屋 山口衛里さん)
「みんなから認められる選手、みんなから認められる監督スタッフ、地域・応援してくれる人に認められるようなチーム作りをしていきたい」

4月1日付で監督に就任する山口衛里さんは、兵庫県出身の51歳。天満屋所属の選手時代には女子マラソンで2000年のシドニーオリンピックに出場し、7位入賞を果たしました。2005年に現役を引退後は指導者となり、2022年4月から、チームのヘッドコーチを務めていました。

(天満屋 山口衛里さん)
「1人でも多く、日の丸をつける選手の育成っていうところを自分の中でも掲げて、チームのレベルアップをしていきたい」

3月末で監督を退任する武冨豊さんは現在70歳。2年ほど前から監督交代のタイミングを考えていたそうです。

(天満屋 武冨豊監督)
「この機が一番良いのかなということで交代する。たくさんの方たちのご支援があって初めて(総監督含め)28年も務められたのかなと」

武冨さんは、2024年夏のパリオリンピックマラソン日本代表に内定した前田穂南選手など5人をオリンピックの舞台に導きました。4月以降は専任コーチとして、マラソンを中心に選手の育成に携わります。

(天満屋 武冨豊監督)
「マラソンという競技と向かい合って、やってみたいなという気持ちで今いる。山口(衛里さん)がシドニーオリンピックで代表になり、いろんな形で私の活動を見てきたと思う。何の心配もなく交代できるだろうということで思っております」

武冨さんが築き上げてきた「育てるチーム作り」は次の時代へと引き継がれます。