山本投手の試合を観戦するツアー事業を盛り込んだ２０２４年度当初予算案が２２日の市議会で可決され、事業が実施される見通しとなりました。

（三竿雅義記者）
「地元の備前市では山本投手を応援する、ある議案が可決しました」

２２日に最終日を迎えた２月定例備前市議会で、ツアー事業を含む一般会計の総額で約２１８億円の２０２４年度当初予算案が賛成多数で可決されました。

この事業は２４年８月、市内の中高生２００人を対象に備前市出身の野球選手、ドジャースの山本由伸投手らの試合を観戦するツアーを企画しているものです。アメリカへの３泊５日の日程を想定していて、事業費約６７００万円が当初予算案に盛り込まれています。

この事業を巡っては「すべての子供を対象としないのは不公平だ」などと疑問視する意見が議員などから相次ぎ、物議を醸していました。

（備前市　吉村武司市長）
「現地でホームステイなど企画に入れるなど、これから具体的に考える。すばらしい企画になると思う」

市は今後、ツアーの詳細を固めていき、２４年５月ごろに参加者の募集を始めることにしています。

２１日、韓国で行われた開幕シリーズのパドレスとの１戦で先発デビューを果たした山本投手。立ち上がりから制球に苦しみ１回５失点でマウンドを降り、デビュー戦はほろ苦い結果となりました。