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岡山・香川でもできる支援を考えて…能登地震被災地で必要なのに受け入れ困難極めるボランティアの実情

2024.03.05

岡山・香川でもできる支援を考えて…能登地震被災地で必要なのに受け入れ困難極めるボランティアの実情

能登半島地震の発生から2か月が立ちました。被災地ではボランティアを必要としていますが受け入れ態勢が整わず対応に苦慮しています。岡山・香川から私たちが今、できる支援とは?

1月末のボランティア受け入れから約1か月、被災地で活動したボランティアは5400人余り。2016年の熊本地震では発生2か月で9万人近くが参加していて、これに比べると大幅に少ない数字です。

(岡山県社会福祉協議会地域福祉部 山下泰三副部長)
「2か月たっても現地は悲惨な状況。道路事情も悪く限られた人員でボランティアセンターが運営されているので受け入れ人数にも限度がある。石川県の県民ボランティアセンターHPから事前登録し、参加が決まった人が活動ができる状況」

ボランティアの派遣などを行う岡山県社会福祉協議会によりますと、ボランティアをしようと事前登録を行った人は全国で2万人以上います。しかし、石川県の中心部、金沢市から被害の大きかった能登半島北部までは車で片道4時間程度かかる上に宿泊施設が少なく、ボランティアの受け入れが困難となっています。

(岡山県社会福祉協議会地域福祉部 山下泰三副部長)
「この先、息の長い支援が続くと思うので、岡山で今できることを考えて頂きたい」

ボランティアは現地に行って活動をすることだけではありません。募金をすることも支援活動の一つです。さらに被災地で生産されたものを購入したり観光で訪れたりすることなども被災地の復興支援につながります。正しい知識で被災地のニーズにあった継続的な支援が求められています。

被災地では災害ゴミの片付けや運搬などのニーズが高く、全国社会福祉協議会では能登地震の特設サイトでボランティア募集の情報を発信しています。