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2024.02.26

香川の花の魅力を伝えるにはPR施設内の“バリア”が課題 改修費用2億円あまりかけて改善へ【香川】

高校生花いけバトルの開催地でもある香川県は、花の生産にも力を入れています。しかし、花をPRする県の施設では、バリアフリー化などが課題となっていて、早急な対応が求められています。

県独自のオリジナル品種が人気で、出荷量は全国で上位に食い込むカーネーション。こうしたオリジナル品種を含む数百種類の花や木を栽培する高松市香南町の県園芸総合センターです。花の栽培技術の研究、普及のために1987年にオープンし、見学も自由にできることから年間5万5000人が訪れます。

特にシニア層の来場が多いということですが・・・。

(前川裕喜記者)
「園内の遊歩道。こうした段差があり足の悪い高齢者が歩いたり車いすが通ったりするのは難しい」

またトイレの一部は洋式化されておらず、子供連れなども利用しにくくなっています。

(定期的に来場する人は…)
「車いすは押しにくい。そういうところは直してもいいと思う」

県はこうしたところを改修するため、新年度当初予算案に2億1400万円を計上しました。

さらに高さ5メートルのアーチ型ゲートと立体的な花壇でメインストリートも作り、「さぬきフラワーガーデン」として、2025年3月のグランドオープンを目指します。

(施設を管轄 香川県農業試験場 大山興央場長)
「不十分なところを改善し、花の研究施設として花の良さを分かってもらうため、情報発信力も強化したい」

高知県ではドラマの影響で植物園の来場者が増えていますが、花いけバトルの聖地からも植物の魅力を発信できるのか。整備費を含む予算案は、2月定例県議会で審議されています。