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2024.02.16

解体現場から「538万円」 県警が1年間に受け付けた“現金の拾得物”が過去最高に【岡山】

岡山県警が2023年の1年間に受け付けた拾得物などの届け出数がまとまりました。現金の拾得物は過去最高に上っています。

岡山県警によりますと、2023年に受け付けた拾得物は25万1893件で過去2番目に多くなりました。そのうち現金は3億1319万538円と過去最高で、100万円以上の高額なものは8件、最も高額だったのは家屋の解体現場から見つかった538万円でした。

その他現金以外の物品は24万805点と過去2番目の多さで去年に比べ約14%増加しました。届け出が多い順にキャッシュカード類や身分証明書、財布となっていて、駅や商業施設内で拾われることが多いということです。また、犬や猫、鳥など動物205匹の届け出もあり、拾得者によって飼われたり署内で保管した後、NPO法人などに引き渡したということです。

県警は、届け出の数が増加した要因について、「新型コロナが5類に移行したことで外出する人が増えたことが影響したと考えられる」としています。

落とし物の引き渡し期間は拾われてから3か月間で情報は、県警のホームページで公開されています。

落とし物には気をつけたい!のですが、2023年に拾われた落とし物の約25万件のうち、3万件ほどが失くした人へ返還されたそうです。

ちなみに現金約3億1千万円のうち約2億円は持ち主へ、約5千300万円は拾って届け出た方へ、約4千400万円は持ち主も現れず拾った人も受け取りを拒否したということで、県のものとなったそうです。

保管期間も決まっているので、落し物をした時も拾った時も速やかに届け出るよう心がけましょう。