岡山市の新年度予算案が２月１４日に発表され、市が建設を検討している新しいアリーナの関連予算は盛り込まれませんでした。先行きは不透明な状況です。

新しいアリーナは市が北区野田に建設を検討しているものです。事業費は約１４５億円で、市は岡山県に費用の一部負担を求めていますが、県は応じていません。

こうした状況から大森市長は１４日の会見で、アリーナの関連予算については２０２４年度当初予算案に盛り込まないことを明らかにしました。

一方で、プロスポーツや経済界から要望のあるアリーナの建設は必要だとして、新年度の６月補正予算で計画が進められるよう、県の回答を待ちたいとしています。

（岡山市　大森雅夫市長）
「市としては前向きに計画を進めていくべきと思っている」

大森市長は６月補正予算の編成までに県から明確な回答がなければ、市単独で事業を
進めるかを含め、最終的に判断するとしています。