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2024.01.30

聖地で華麗に闘う“香川の花” 最後の花いけバトルに挑む高校生・秦風花さんの思い【さぬきのプラス】

知っていると得する香川の豆知識コーナー、「さぬきのプラス」です。生け花の腕を磨く高校生にとって、香川は「聖地」であることをご存じですか。

(前川裕喜記者)
「こちらの花も、そしてこちらの花も美しい。きょう(1月30日)は華麗に闘う香川の花について紹介します」
さぬプラ 花いけバトル01(花を生ける 秦風花さん) 
さぬプラ 花いけバトル02
丸亀市の飯山高校3年の秦風花さん(18)。2メートルほどのロウバイをはじめ、季節の花や木を手際よく生けていきます。わずか5分で、今すぐ学校の玄関に飾れそうな作品に仕上げました。
さぬプラ 花いけバトル03
(秦風花さん)
「使いたかったのはロウバイとタケだった。タケを入れると、力強い感じがして好き」

2月4日の「全国高校生花いけバトル全国大会」に、香川の代表として出場する秦さん。
さぬプラ 花いけバトル04
チームを組む同級生の黒川愛夢さん(18)と3年連続の出場で、今回、初めての優勝を狙います。
さぬプラ 花いけバトル05
(秦風花さん)
「高校3年で最後の年でプレッシャーや緊張も大きいが、最後だからこそ全力で楽しみ、自分らしくやりたい」
さぬプラ 花いけバトル06
5分間、2人1組で花を生け、その過程と作品が審査される大会。全国113校260チームのうち、地区大会を勝ち抜いた11校で闘います。
さぬプラ 花いけバトル07
大会の舞台は2017年のスタート以来、毎年、香川となっています。
さぬプラ 花いけバトル08
(香川県農業生産流通課 塚原亜紀主任)
「若い人にもっと花に親しんでもらいたい。県内の生産者などが中心となって始めた」
さぬプラ 花いけバトル09
日本一面積の小さい香川、農地面積は全国40位です。農地が限られている分、農作物は品種改良やブランド化で勝負してきました。
さぬプラ 花いけバトル10
例えば独自に品種改良したラナンキュラスは、出荷量全国2位を誇ります。
さぬプラ 花いけバトル11
(香川県農業生産流通課 塚原亜紀主任)
「小ぶりな花であり、ギフト用のアレンジメントやブーケとして使われる」
さぬプラ 花いけバトル12
この大会も付加価値を高める戦略の一つです。

(香川県農業生産流通課 塚原亜紀主任)
「県産の花材を中心に準備していて、高校生が新しい観点で生けることで魅力が伝わると思う」
さぬプラ 花いけバトル13
全国大会出場が常連の飯山高校。秦さんはある思いを持って臨みます。
さぬプラ 花いけバトル14
(秦風花さん)
「生産者や会場を準備してくれる人がいるからこそ全力で楽しんで花生けができるので、感謝の気持ちを伝えられたらいい」
さぬプラ 花いけバトル15
華麗に闘う香川の花。大会は2月4日、高松市のレクザムホールで開かれます。