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2024.01.16

復興のゴールにたどり着くまで…阪神・淡路大震災から29年「真備の竹灯篭」神戸市へ出発【岡山・倉敷市】

1995年に発生した阪神・淡路大震災から2024年1月17日で29年、神戸市で行われる震災の集いに西日本豪雨で被災した真備町の竹を使った灯籠を届けようと16日、倉敷市で出発式が行われました。

大小さまざまな形の竹にメッセージや絵が描かれています。倉敷市真備町特産の竹を使った灯籠です。

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災では6434人が犠牲となりました。真備町のボランティア団体は毎年神戸で行われる震災の集いに、日付にちなんだ117本の地元特産の竹を使った灯籠を届けていて、2018年7月の西日本豪雨以降、被災地同士のつながりから神戸市の団体と交流を続けてきました。

灯籠には、近くの保育園児や住民らによる応援メッセージなどが書かれていて、復興への思いが込められています。

(真備復興希望プロジェクト 平野将代表)
「復興のゴールは人それぞれだと思う。それぞれの心の中で、また家族の中で復興のゴールにたどり着くまで一緒に伴走していきたいとの思いで竹を届けたい」

トラックに積み込まれた竹灯籠は、16日午後に神戸市の公園に届けられ、17日に行われる震災の集いに使われることになっています。