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「能登半島地震」が投げかける“備え”の重要性 命と暮らしを守る環境を【備えのツボ 岡山・香川】

2024.01.04

「能登半島地震」が投げかける“備え”の重要性 命と暮らしを守る環境を【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップをめざす備えのツボ。2024年、最初は能登半島地震を受け、備えの重要性を考えます。

穏やかに幕が明けた2024年。そんな元日の午後、緊急地震速報を伝えるけたたましい音が鳴り、テレビ各局は緊急放送に切り替わりました。

■「命と暮らし守るには」

2024年1月1日午後4時過ぎ、石川県の能登地方を震源とする地震がありました。最大震度は7、東日本大震災以来となる大津波警報が発表されました。震源に近いエリアでは津波による被害、そして建物の倒壊や火災が相次ぎ、4日午後6時現在も被害の全容は把握できていません。

いつどこで起きるか分からない災害に、私たちは常に備えることでしか命や暮らしを守ることはできません。

■「備えを我がことに」

地震はいつどこで起きるか分からず、絶対に助かるという方法もありません。命を守る環境作りを着実に進めることが対策の第一歩です。

今回の地震では古い建物の倒壊が多く見られました。建物の耐震性の向上、そして家具の転倒防止は命を守る、またけがをしないための重要な対策です。

津波に対してはなにより避難が重要です。液状化や建物の倒壊で道路が通れないことも想定し避難場所とその経路を確認しておきましょう。

また被災後の暮らしを支える備蓄は万全ですか。災害の規模が大きければ大きいほど支援が届くには時間がかかります。

飲料水は1人1日3リットルを最低3日分、カセットコンロや乾電池、モバイルバッテリーなど家族構成に応じて確保しておきましょう。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。災害はあなたの準備を待ってはくれません。備えを自分のこととして考える。能登半島地震はその重要性を私たちに投げかけています。