備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。年内最後は、２０２３年の様々な災害から教訓を探ります。

（防災士　新田俊介記者）
「２０２３年もあとわずか。今年も自然は時に牙をむき、私たちの暮らしに影響を及ぼしました」

■「災害この１年」

（中島一朗記者）
「こちらでは動けなくなった車がそのまま置いてある…」

１月、強い寒気が流れ込み、記録的な大雪となった岡山県北。津山市では観測史上最大となる４６センチの積雪を観測しました。

夏、同じく岡山県北を襲ったのは猛烈な雨。県内で初めて線状降水帯が発生し、鏡野町では１日で年間降水量の４分の１の雨が降りました。

一方、記録的な猛暑も。７月から９月の平均気温は岡山県の全ての観測地点で平年を上回り、岡山市では９月後半になっても猛暑日を記録しました。

■「学び次への備えに」

観測史上最大、記録的…。２０２３年も、こうした言葉はニュースや天気予報で繰り返されました。そしてそれは、私たちの命の危険に直結する災害が起こりやすくなっていることを意味しています。

しかし、私たちはそれに備えることができます。ハザードマップや避難場所の確認、食料品の備蓄や、非常持ち出し品の準備はできていますか。大掃除に合わせて確認するのもいいかもしれません。

２０２３年最後に押さえてほしい備えのツボはこちら。家族や親戚が集まる年末年始は、備えについて話し合うチャンスです。楽しく過ごしながら、少しだけその時間を設けてみてはいかがでしょうか。