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瀬戸大橋など本四3橋料金引き下げ 斉藤国交相「23年度末までに継続期間決定したい」【香川・岡山】

2023.12.26

瀬戸大橋など本四3橋料金引き下げ 斉藤国交相「23年度末までに継続期間決定したい」【香川・岡山】

瀬戸大橋などで行われているETC通行料金の引き下げについて、斉藤国土交通大臣は12月26日の閣議後の会見で引き下げの継続期間を2023年度末までに決定したいとの考えを示しました。

瀬戸大橋など本州と四国を結ぶ3つの橋の通行料金はネクスコ各社の一般の高速道路区間とは異なる料金体系となっていましたが、関係自治体などが格差是正を求めた結果、2014年から10年間の時限措置で「全国共通料金制度」が行われ、ETCの通行料金が引き下げられています。

国土交通省は12月22日に2023年度末で終了予定だったこの措置を瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)と、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「西瀬戸自動車道(しまなみ海道)」、徳島県鳴門市と神戸市を結ぶ「神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋・大鳴門橋など)」で継続すると発表しましたが、継続期間は明らかにされていません。

これについて、斉藤国土交通大臣は26日の会見で次のように述べました。「料金引き下げで、本州・四国間の一層の交流促進が図られることによる地域経済への効果、それからフェリーなど他の交通機関への影響などを総合的に考慮した結果、来年度(2024年度)以降も当面継続することとしている」。

また、斉藤大臣は通行料金引き下げの継続期間について、「更新事業や4車線化などその他の事業の規模と合わせて、精査した上で今年度末(2023年度末)までに決定したい」との考えを示しました。

瀬戸大橋では早島IC(岡山・早島町)~坂出IC(坂出市)間は4300円の普通車通行料金が、この措置で平日は2310円と、1988年の瀬戸大橋開通当時の3分の1程度に引き下げられています。