香川県の小豆島で江戸時代に建てられた農村歌舞伎の舞台、「中山の舞台」の大規模な改修工事が進められています。１２月１３日は新調されたカヤぶき屋根の仕上げ作業が行われました。

舞台に設置された真新しいカヤぶき屋根です。香川県小豆島町の「中山の舞台」は、江戸時代に建てられた農村歌舞伎の舞台で国の重要有形民俗文化財にも指定されています。

老朽化により舞台が傾き倒壊の恐れがあるとして、２０２２年から約１億円をかけて大規模な改修工事が行われています。１３日は、長さが揃っていないカヤを切るなどの仕上げ作業が行われた後、屋根の上に大きな瓦を載せていきました。

（中山自治会　井口平治会長）
「作られた時と同じような姿に戻してもらったので、今からも２５０年、３００年目指して頑張りたい」

「中山の舞台」の大規模改修は、２０２３年度末頃まで行われる予定です。