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2023.12.09

強豪大学での練習で「力」をつけ全中優勝 柔道・松本明莉選手(磐梨武道館)【キラキラアスリート岡山】

岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、2023年の全国中学校体育大会(全中)・柔道女子70kg超級で優勝した、磐梨武道館の松本明莉選手(赤磐市立磐梨中学校3年)です。柔道では岡山県勢で20年ぶり、女子選手で初の全中制覇を果たしました。

■強豪大学でレベルアップ

柔道の指導者である父・修二さんの道場について行ったことがきっかけで、小学1年から競技を始めた松本選手。これまでに「練習がいやだなあ」と感じる時期もあったそうですが、現在では、強豪の環太平洋大学(岡山市)に平日可能な限り通い、高校生や大学生と一緒に練習してレベルアップを図っています。

年上の選手との練習は、「自分の体力や力の差などを実感」できる機会ととらえ、その鍛錬の成果が全中優勝につながったといいます。

■強い気持ちで全中優勝

全中で一番苦戦したのが、前回大会3位の坂本四葉選手(京都府・宇治柔道会)との決勝戦でした。相手は身長やパワーで上回っていたそうですが、「決勝に来たからには優勝しなければ」との強い気持ちで積極的に技をかけ、ゴールデンスコアに突入後、相手の反則が累積し、優勝が決まりました。

■県大会で団体連覇に貢献

10月15日には、岡山県少年柔道錬成大会・中学生女子の部に、磐梨武道館の大将として出場しました。己成館(きせいかん)との決勝は決定戦に持ち込まれましたが、松本選手が開始10秒で技をかけ、最後は抑え込みに成功し、一本勝ち。団体2連覇に貢献しました。試合後には、「去年(2022年)も(武道館の)先輩とともに優勝した。今年も2連覇目指していたので、優勝できてうれしかった」と話しました。

■素根輝選手のような「スタミナ」を

自分の持ち味は「体力」と語る松本選手。将来は、東京五輪女子78kg超級金メダリスト・素根輝選手(パーク24)のように、ゴールデンスコア突入時でも対応できるようスタミナをつけて、自分から技をかけていけるような選手になりたい、ということです。