香川県のタクシー・ハイヤー会社のうち過去１０年で従業員が半減した会社は３割近くに上り、全国で２番目に高い割合だったことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンクが行った全国タクシー・ハイヤー業界動向調査によりますと、対象２４２８社のうち６９．７％にあたる１６９１社で１０年前の２０１３年に比べドライバーを含む従業員数は「減少した」と回答しました。

このうち減少率が５割以上となった企業は１４．５％、３５２社に上っています。従業員が半減した割合を都道府県別でみると四国地方では香川県は２９．０％と全国で２番目の高い割合になったほか、高知県と愛媛県は１５．４％（全国１９番目）でした。徳島県はありませんでした。

帝国データバンクでは地方の人口減少が進んでいるほか、香川県では神戸市や広島市などの大都市にある県外の事業者との競合も激しく、人材の流出なども背景にあるのではと話しています。