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2023.10.06

今回は家族がテーマ…大原美術館創設者の別宅「有隣荘」で特別公開始まる【岡山・倉敷市】

倉敷市の美観地区にある大原家の別邸、有隣荘が10月6日から特別公開され、家族をテーマにした大原美術館所蔵の作品が展示されています。

1928年、大原美術館の創設者大原孫三郎の別宅として建てられた有隣荘。和風と洋風の建築様式を取り入れた貴重な建物です。

2023年は「家族のかたち」と題し、大原美術館に所蔵されている作品の中から家族を題材にした絵画など11点が展示されています。1階の洋間には、大正から昭和初期に活躍した岸田劉生が妻の姿を描いた作品「画家の妻」が展示されています。

また、書院造りの1階の和室には、子の成長を見守る母親の姿などが描かれた作品が集められています。訪れた人は、ふだん入ることが出来ない建物の中で、それぞれの作品に表現された「家族のかたち」を楽しんでいました。

(大原美術館 長谷川祐里 学芸員)
「どういう作家がどういう思いで表現したのか、見る人自身にとって家族とはどういう存在なのかということを一緒に思いながら見てもらえれば」

秋の有隣荘の特別公開は、10月22日まで行われています。