香川県職員の給与について、県人事委員会は１０月５日、池田知事に引き上げるよう勧告しました。２年連続の引き上げ勧告で、勧告通りにいけば大卒の初任給は、初めて２０万円を超えることになります。

香川県人事委員会の関谷利裕委員長が池田知事に勧告書を手渡しました。人事委員会によりますと、２０２３年４月時点の県の行政職員の月給は、民間企業に比べて平均で３０５６円、率にして０．８５％下回っていて、勧告では、月給を３００２円、期末、勤勉手当を合わせて０．１カ月分引き上げるよう求めています。

勧告通りにいけば大卒の初任給は、３２年ぶりに１万円を超える引き上げとなり（１万７００円）、初めて２０万円を超えることになります（２０万２４００円）。

（香川県　池田豊人知事）
「しっかりとこの内容を受け止めて、所要の措置をとるよう進めていきたい」

勧告通りに給与が引き上げられた場合、人件費は、約１６億円増えるということです。