全国で８番目に多い生産量を誇る岡山産のノリについて知ってもらおうと、岡山市の高校でノリの出張授業が行われました。

（ノリを焼いている生徒）
「（色の違いは？） 全然違う。（匂いは？）ノリの香りがしてくる」

生徒たちが焼いているのは地元産のノリ。自ら焼いたノリをおにぎりに巻いて食べました。

この出張授業は、県漁業協同組合連合会が毎年行っているもので、１０月３日は岡山市の岡山南高校で初めて高校生を対象に行われました。

岡山県産の養殖ノリは全国で８番目の生産量を誇る反面、認知度が低いことが課題に挙げられています。授業に参加した生徒２７人は、ノリの養殖の工程や生産の課題などについて説明を受け、理解を深めていました。

（生徒は…）
「岡山県の（ノリの）生産量などの知識を学べたので、楽しかった」
「水温が上がってノリがとれる時期が遅れるなど、詳しいことを知れて、新しい発見があってよかった」

（岡山県漁業協同組合連合会　山本和弥さん）
「生徒たちの元気がよくて、これからノリの漁期に入っていくが、私たちも元気をもらった。今年（２０２３年）もいいノリがとれたらと思っている」

県はこうした活動を通して、若い人に関心をもってもらい岡山産のノリの消費拡大につなげていきたいとしています。