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2023.10.03

【解説】鉄道存続か?バス転換か?…再構築協議会設置で芸備線はどうなるの【岡山】

全国で初めて設置が要請された再構築協議会。その概要と今後、想定される議論の流れをおさらいします。

採算が取れないローカル線の再編を促す再構築協議会。1キロ当たりの1日平均乗客数を表す輸送密度が1000人を下回るなど、利用の少ない路線が対象です。

その輸送密度についてJRは9月29日、2022年度の状況を公表しました。それによると、今回、JRが協議会の設置を求めた区間はいずれも100人未満で、2022年度と比べてもわずかな増加にとどまっています。

今後、国は沿線の岡山、広島両県、それに新見市と庄原市に参加の意向など意見を聞いた上で、協議会を設置するか判断します。設置されれば、鉄道として存続させるか、バスに転換するかなどあり方の議論を進めます。

そして3年以内をめどに結論を出し、設備投資などの費用を国が支援します。協議会が設置されるかどうかを含め、全国初のケースだけに、今後の議論に注目です。