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2023.09.24

後輩へ…他校から“すごい”と思われる演技を 新体操男子団体・坂出工業高校【キラキラアスリート 香川】

岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、男子新体操の坂出工業高校です。

■現在のメンバーで“最後”の演技

現メンバーで出場する最後の公式戦となった8月20日の「井原カップ男子新体操大会」。坂出工業はインターハイ王者の井原高校に次ぐ2位となりました。

チームの持ち味は「安定した組技」。この大会に向けて、徒手を合わせることを中心に練習してきたそうです。演技を終え、井上海聖キャプテンは「反省の方が多い」としながらも(徒手を合わせることが)結果で出せた。全員が同じ目標に向かって演技ができたと振り返りました。

■OBの恩師から教わる大切なこと

監督の川東拓斗さんは坂出工業OB。国士館大時代に全日本選手権で個人総合優勝を果たした実績を持ちます。選手たちには日ごろから、タンブリングの着地や、チームメイトとの目線の合わせ方、手先・足先の動きについて特に指導をしているそうです。

また、技術面だけでなく「あいさつや、人とのコミュニケーションを大切にすることを教わりました」と井上キャプテンは語ります。

■たった1人の3年生が後輩に伝えたいこと

唯一の3年生である井上キャプテンは、井原カップが最後の公式戦でした。「上下関係が分からないぐらい仲が良い」のがチームの特徴という井上キャプテン。全員で曲を聴き、動きで気を付けることを互いに言い合ってきました。

北海道インターハイの種目別スティックで1位、この日も個人総合優勝した高山蓮音選手(2年)ら後輩に対し、「自分が出来ない技をしているので助けられた」と感謝を述べ、今後は「目に見えるミスをなくし、他の学校からすごい、マネをしてみたいと思われるような演技をしてほしい」と期待を寄せていました。

(左から)西田大気選手(2年)、山崎奨真選手(1年)、井上海聖選手(3年)、高山蓮音選手(2年)、三谷尚士選手(2年)、前川大貴選手(1年)