沖縄市で開かれているバスケットボールＷ杯。８月２７日夜、格上のフィンランド相手に歴史的勝利を飾った日本。香川県出身の渡邊雄太選手も攻守に躍動しました。

アジア勢で最上位になるとパリオリンピックの出場権を獲得できるこの大会。２７日に行われた１次ラウンド第２戦、世界ランキング２４位のフィンランドとの一戦に香川県三木町出身の渡邊雄太は先発で出場しました。

日本は厳しいディフェンスで相手の点を許さず、リズムをつかむと、渡邊のジャンプショットなどで得点を重ね、第１クォーターをリードします。

しかし、第２クォーター。日本の得点が伸びない中、相手の高さのある攻撃を止められず、３６対４６とリードされて前半を折り返します。

そして、１０点ビハインドで迎えた最終クォーター。富永が開始早々、３ポイントを沈め反撃開始、徐々に点差を縮めると試合終盤、河村がファウルを受けながらレイアップを決め逆転に成功。渡邊も相手エースを抑え込み、一時は、１８点差まで開いた点差をひっくり返し、日本が９８対８８で大逆転勝利をおさめ、パリオリンピック出場に向けて大きな１勝を掴みました。

（渡邊雄太選手（香川・三木町出身））
「大きな１勝だと思うがまだまだこれからなので、これで満足することなく次にいきたい」

勝利した後の渡邊選手の涙が印象的でした。日本は２９日、世界ランキング３位のオーストラリアと対戦します。